市川由衣ちゃんの思い出を振り返っている
日付が変わると自らの星座占いのランキングを確認するのが日課。
(牡羊座は12位か・・・、胸騒ぎがするな)
朝、ケータイでネットを開くと
『戸次重幸結婚』みたいな見出しを見かけた。
誰と結婚したんだろうとクリックすると、そこには市川由衣ちゃんの名前が載っていた。
それを見た途端、
市川由衣ちゃんの思い出が走馬灯のように駆け巡った。
彼女の存在を初めて知ったのは14年前。
少年ジャンプのなかの今週のヤンジャン紹介コーナーで
水着姿で写っていた。
アンニュイな表情と胸の谷間。小学生だったぼくを刺激するのには十分すぎた。
しばらくの間、その1ページを使って人には言えないことをたくさんした。
それから3年後、H2のドラマに出ていた。
主人公の彼女気味な役の石原さとみちゃんと
主人公ライバルの彼女役の市川由衣ちゃん。
当時の僕は受験生だったがそんなことはそっちのけで
ドラマの中の由衣ちゃんをチェックしていた。
野球部員役として出ていた一同の諸々のフォームがなんかぎこちなかったのはどうでもいい。
俺は由衣ちゃんの味方だ・・・。
高校生になったら由衣ちゃんみたいなマネージャーとイチャイチャするぞ!
そう意気込んで高校に入学したものの、帰宅部にはマネージャーなどいなかった。
『由衣ちゃん』というクラスメイトに好意を寄せるも成就しなかった。
それから僕は由衣ちゃんのことは忘れ、すくすく大人に育っていった。
なんか最近、映画で乳首出しを解禁したとのニュースを見かけ、
懐かしくなって確認した。
だが、そのときの僕はこれまで数々のスケベビデオを見てきていたので、
「あっ、このタイプの乳首ね」
とただただ納得するだけだった。
しかし今日。
あの戸次重幸と結婚するっていうじゃないか。
僕が戸次重幸をはじめて認知したのは6年前の1月。
嵐の大野くん主演の「歌のおにいさん」を見たときだ。
子供向け番組の
「みんなでうたお! パピプペポン」の元祖歌のお兄さんとして出演していた。
子ども嫌いであり、自らを世界で一番美しいと思ってる男。
「これはっ! 私による! 私のための番組だ!」
「土下座して忠誠を誓え!」
みたいなセリフ言ってた気がする。
当時、浪人生だったぼくは翌日にセンター試験を控えていたが、
第1話を食い入るように見た。
受験の最中も終わった後も、毎回欠かさずチェックしていた。
ちょうど一年くらい前の有吉ゼミでは
結婚できない男として紹介されていた。
極度の潔癖症で熱心に掃除をする姿が映されていた。
好きなタイプはグラマラスな人。
そのグラマラスな人と結婚したっていうんだから、
妬みの一つも言いたくなるじゃないか。
どうせうまくいかないに決まってらぁ!
という気持ちと
くそ、おれもイケメンの芸能人だったらな
という気持ちが入り混じって、今は複雑な気持ちだ。
しかしなぜだろう。
今、市川由衣ちゃんの濡れ場シーンを見ると
妙に興奮するんだ。
おしまい