面白かった漫画のキャラクターを紹介していく③ ~遊☆戯☆王 編~

遊☆戯☆王

遊☆戯☆王 (1) (ジャンプ・コミックス)

遊☆戯☆王 (1) (ジャンプ・コミックス)

 

 

少年ジャンプに連載されたカードゲームマンガ。

主人公・武藤遊戯がデュエル(カードバトルのこと)を通じて、

仲間との友情や生き様、誇りを学び成長していく作品。

ある意味では、ONE PIECEに近い。

 

アニメの次回予告では壮大なネタバレが含まれていたことも今や伝説となっている。

遊戯の親友・城之内君が作中最大の悪役、マリクとデュエル。

窮地に追い込まれた回の次回予告のシーンである。

 

お願い! 死なないで城之内! 

あんたが今ここで倒れたら、舞さんや遊戯との約束はどうなっちゃうの? 

ライフはまだ残ってる。ここを耐えればマリクに勝てるんだから!

次回「城之内死す」。デュエル・スタンバイ!

 

カードゲームであっても本格的な命の取り合いをするところがこの漫画の真骨頂である。

 

ちなみに1-3巻くらいまではカードゲームは一切登場せず、

 

街中にはびこる悪党どもを遊戯が『闇のゲーム』で制裁する、といった形式だった。

悪党が失明する、精神が崩壊して葉っぱのことを万札と勘違いするようになる、

などアンパンマン以上に勧善懲悪の色が強い作品であった。

 

インセクター羽蛾

緑色の服に緑色のおかっぱ頭、黄色いメガネをかけた少年。

全日本チャンピオンである。

 

個人的な話だが、

大学受験勉強時

insect(昆虫)っていうのを見たとき、

「あっ、インセクター羽蛾だ‼」

って興奮して一瞬で覚えられた思い出がある。

インセクター羽蛾には感謝している。

 

話を戻す。

漢字が読める学年になるにつれて、

その苗字をいじられることも多かったであろう彼は、

虫中心のカード構成で勝負するスタイルだった。

 

羽蛾って名前で昆虫ずくめだなんて……

自らの名前をネタにしてクラスでも笑いが取っていたんじゃないか?

明るいデブみたいなもんだ。

 

羽蛾くんの作中での主な見せ場はデュエル外にあった。

 

船上で遊戯に会った際には

遊戯の持つ最強カードを手にし、

「このカードを倒す戦略を見つけた!」

と言って海に投げ捨てる。

 

レアカードをあげるという約束でパシリに使った悪ガキに

ゴキボールとかいう雑魚カードをあげる。

羽蛾さん! これゴキボール! レアカードじゃない!」

と異議申し立てをした少年の目に殺虫剤をかける。

 

などなど。

 

汚いっちゃ汚い。

いや、普通に汚い。

 

たぶん、勝利に徹しすぎて手段を選べなくなったんだろう。

 

僕が小学生のころにも、

大食いキャラで手段を選ばず、笑いを追求してる感じのクラスメイトがいた。

 

20歳のころ、クラス会の2次会カラオケボックス

「みんな注目してくれー」

なんて言って水の入ったコップに金魚を入れて一気飲みしちゃうもんだから、

周りのみんなはびっくりしていた。

 

あれから一度もクラス会は開かれていない。

 

いつまでも手段を選ばずに目的を達成していたら、

自分の周りに人がいなくなる。

 

 

眼鏡かけて遊戯王カードやってる人は友達から

「おい、インセクター羽蛾!」

なんて言われるから要注意だ!